歴史の1コマ川端ぜんざい

ぜんざい広場

かつて博多には「日本一、甘いぜんざい」を食べさせるお店がありました。
大正初期、福岡市博多区上川端で創業した川端ぜんざい。
川原家の四姉弟、長女キク、長男甚五郎、二男平一郎、三男清蔵の丁重な仕事ぶりから生み出される強い甘味が評判となり、博多の庶民に親しまれ博多川端の名物と呼ばれるほどの人気を博していましたが、昭和六十年を最後に看板を下ろす事となります。

その後、川端ぜんざいを懐かしむ声が高まり、地元商店街が主体となってアイデアを出し合い、開店営業することになりました。
博多の三大名物と言えば辛子めんたいこ、水炊き、川端ぜんざい。
あの懐かしい味は、今も尚この川端に生きた博多の歴史として、受け継がれています。

ぜんざい広場 ぜんざい広場
ぜんざい広場

川端ぜんざい広場の楽しみは、美味しいぜんざいだけではございません。
広場中央に飾られている「飾り山笠」をはじめ、山笠にまつわる展示物がございます。
是非日本一甘いぜんざいを食しながら博多の文化に触れていって下さい。

<営業時間> 11:00~18:00
※金・土・日曜、祝日、商店街のイベント時のみ営業しております。

ぜんざい広場中央に飾られている「八番山笠上川端通」。 走る飾り山笠でお馴染みの八番山笠上川端通が、7月15日の山笠終了後再度ぜんざい広場に飾られます。

八番山笠上川端通
当番法被

壁面タイルに染め付けている図は当番法被(一名長法被)と言って、山笠の儀式等に着用する、いわば山笠の礼服といえる法被の柄です。 所属をはっきりさせるため各町別にデザインが違います。

八番山笠(走る飾り山)のかき棒です。現在山笠の寸法は3間(約5.4M)ですが、以前、明治時代に高い山笠をかついでいたころは4間(約7.2M)ありました。 八番山笠は高さ約9.5Mの山笠を掻きまわる関係で棒の長さも4間にして、平成元年、日田杉を使って新調しました。 棒の長さは7.3M、一本の重さ80KGです。

かき棒